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部下の叱り方
日時: 2012/07/04 00:32
名前: 部下の叱り方

(*)相手を叱るとき、言っていいこと&ダメなこと
ttp://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120703-00000005-ozmall-ent

入社して数年経つと、後輩を指導しなければならない立場になり、ときには相手を注意したり叱ったりしなければならない場面も出てくるもの。そんなとき、なんとか穏便にすませる方法があればいいけれど…。

「相手を傷つけたり自分が悪く思われたりするのを避けたい気持ちはわかりますが、怠慢に仕事をしたとき、自分勝手な判断で仕事を進めたとき、周りに迷惑をかけたときなどは、きちんと叱ることがお互いの今後のためです」

そう話すのは、女性の生き方や働き方について研究している有川 真由美さん。ただし、むやみに叱るのは逆効果になるので、次のポイントを押さえておいて。

・その場で短く、明確に伝える
注意したり叱ったりするのは、相手がよくない行動をとったその場か、できるだけ早いタイミングで。時間が経ってから「あのときのあの行動はよくない」などと指導をしても、相手は実感しにくいうえに嫌味にすら聞こえてしまい、効果が半減してしまう。また、“なにが悪いのか”“その行動がどのような悪影響を及ぼしているか”“どう改善すべきか”を、短く明確に伝えることも大切。

・人前で注意しない
人前で特定の相手を注意すると、その相手のプライドを傷つけてしまい、注意を素直に受け取りづらくなってしまうので逆効果。また、周りの人たちもその相手にどう接していいのか戸惑ったり、不快な思いをしたりするはず。できるだけ、ふたりきりの状態で注意するようにして。

・感情的にならない
人は怒って頭に血が上ってしまうと、つい感情的になってしまいがち。けれど、人を注意するときに感情的な発言が混じると、いくら正しいことを言っていても説得力がなくなってしまう。相手を叱る際は、まずは自分自身が冷静になって、言うべきことをしっかり整理して伝えよう。

・人格否定をせず、相手の行為だけを注意する
注意すべきなのはその人の行為であり、「そんなことだからあなたはダメなのよ」などと、その人の人格を否定するのはNG。叱りつつも、相手のやる気やがんばりは認めてあげて、「これからはしっかりね。期待してるから」といったポジティブなメッセージで締めくくって。

さらに、注意したり叱ったりした後に改善が見られたら褒めることも大切。相手にダメ出しして終わるのではなく、“改善を導く”という気持ちを忘れないで。


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(*)やってはいけない部下の叱り方
ttp://www.nikkei.com/article/DGXDZO25260730Y1A310C1W05001/
 自らも忙しい仕事を抱えつつ、部下を育成しなければならない最近の管理職たち。叱っても、自分の新人時代とは違う反応が返ってくるなどし、戸惑うことが少なくない。ミスをした部下を上手に叱り、失敗を成長につなげるためにどんな工夫が必要なのか。ポイントをまとめた。

 「叱り方次第で部下が成長することもあれば、逆に萎縮し、挑戦心を失うことも。上司は心して部下のミスに対応すべきだ」。ジェイフィール(東京都渋谷区)代表取締役で「明日から部下にイライラしなくなる本」などの著書を持つ高橋 克徳さんはこう話す。具体的にどんな心構えが必要なのだろうか。

 まず、日ごろから部下とよく会話をするなど、ミスを報告しやすい雰囲気をつくっておく。ブラマンテ(東京都港区)代表で「プレイングマネジャーの教科書」などの著者、田島 弓子さんは次のように助言する。

 「部下が話しにくそうにしていたら、明るく『いい話、それとも悪い話?』などとこちらから聞く。『悪い話だな』と思ったら、さりげなく2人だけで話せる場所に移動を」

 部下の仕事ぶりを見ていて「指導が必要だ」と感じた場合は、どんなタイミングで叱ればいいだろうか。

 高橋さんは「同僚に迷惑をかけるなど、明らかに大きな問題がある場合は、その場で指摘すべきだ。だが、ささいなミスが多発する場合は、折を見て『このごろ、こういう失敗が多いね』などと、まとめて叱ったほうがいい。あまりたびたび叱ると、『また小言か』と聞き流されがちになる」。

 注意する際は冷静沈着な態度で臨もう。「自分が新人の頃はそんな失敗をしなかった」「同期の○○君に比べミスが多い」などと、他人と比べるのもご法度だ。「人の成長スピードはさまざま。その人の成長段階を考えて」(高橋さん)

 また、前出の田島さんは、「自分のために叱らないことが大切」と強調する。こちらの感情をぶつけたり、ミスを責めたりせず、失敗をバネに学べるような言葉をかけたい。

 効果的なのが「どうしたの、○○さんらしくもない」というセリフ。「『自分自身が否定されているわけではない』と安心すれば、部下は冷静にミスと向き合える」(田島さん)

 そうは言っても上司も人間。いら立ちが表情に出てしまうこともある。そんなときはおどけた言葉で雰囲気を和らげるのも一手。「もう、頼むよー」「ネコパンチものだよ」などだ。普段のキャラクターなどにもよるが、自分なりに工夫してもいいだろう。

 できるだけ部下に話をさせ、考えさせることも重要だ。「何が問題だったと思う」などと質問を重ね、最終的に自分で失敗のフォロー方法や再発防止策を見いだせるようにする。

 それでもミスを自覚できない場合は、穏やかに問題点を説明し、本人が状況を把握できるよう助けよう。

 こちらの思惑通り、部下が反応してくれるとは限らない。激しく反論してきたり、パワハラと受け取られたりすることもある。

 高橋さんは「部下には部下の思いがある。素直に失敗を認められないのは『会社での立場を失ってしまうのでは』という不安が強いせいかもしれない。上司は『成長してほしいからこそ叱るのだ』というメッセージを、きちんと伝えるべきだ」と話す。

 また、叱りっぱなしにせず、「ここで踏ん張れば、大きな学びになる」など、最後には必ず励ましの言葉を添えたい。それでもこじれそうなら、なるべく一対一で接するのは避け、第三者を交えて話し合うようにする。

 叱られた体験は心に深く刻まれやすい。上司としての力量が試されるシーンだけに、しっかりと臨みたい。

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