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病院での医師と患者の接し方(医療機関を選ぶ方法。良い医師の見極め方。医者と話すときの注意点。)
日時: 2016/05/31 21:37
名前: 病院での医師と患者の付き合い方(患者力)

(*) 病院や診療所の選び方と患者力のポイント
https://goo.gl/2qjgnf


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(*) 現役内科医が教える「医者に殺される患者、生かされる患者」
(アサ芸プラス 2016年)

(1)医療機関を選ぶ方法とは?

「本来、サービス業というのは支払った金額に応じたサービスが提供されるもの。ただ、医療はサービス業の中でも特殊で、消費者である患者さんに決定権がない場合が多い。これはサービスを受ける側があまりにも無頓着すぎるから。そして、そこに殺される患者と生かされる患者との決定的な違いがあるんです」

 こう語るのは、「殺される患者、生かされる患者 100点の治療を受ける方法」(ワニブックス)の著者で内科医の児玉知之氏だ。

 医師といえど人間。理不尽な態度で接したり、真剣に病気と向き合う態度がない患者には必要以上の治療を施さない場合がある。医師の対応いかんでは、本来受けるべき治療を受けられず、結果、それが死につながることもあるのだ。児玉氏がレクチャーする「医者に殺されない患者になる知恵とテクニック」とは──。

 病院を選ぶ際に、すでに分かれ道は出現している。

「イギリスなどの場合はプライマリードクター制度というのがあって、地域ごとに医者が割り当てられているため、そこで専門的な治療が必要と判断されて初めて高次医療施設に行くことになります。つまり、フリーアクセスではないということ。ところが日本は極端な話、自分がガンだと思えば直接がんセンターに行くことも可能で、病院の選び方には大きな自己責任が伴う。だからこそ、慎重にすべきなんです」

 にもかかわらず、「近所にあるから」「家族が通っているから」などの理由で通院先を選ぶケースが多い。

「最近は医療が高度になったこともあり、より細分化されているため、昔のようにオールマイティに診察できる医者はまずいません。ですから、ネットで調べるなり電話で確認するなりして、事前にその医者の下調べをしていくことが必要。それが自己防衛手段になります」

 医療機関の「得意分野」を簡単に見抜くには、まずそのクリニックが標榜している順番を確認することだ。

「開業医の場合、例えば『循環器内科・内科・小児科』とあったら、最初にある循環器内科が専門だと思えばいい。多くの医者が内科と書いていますが、極端な話、お手軽だから。専門でなくても標榜するのは自由だし、罰則もありません。だから美容整形しかできない医者が内科の看板も掲げてビタミン点滴をしたり、インフルエンザの時期だけ予防注射をやったりするケースもあります」

 ぶっちゃけ、個人開業と総合病院、どちらを選ぶべきなのか。

「双方ともにメリット、デメリットがありますが、開業にはそれなりのリスクが必要なので、開業医には最低10年から15年のキャリアが担保されています。そのため、総合病院で研修レベルの医者に当たって参った‥‥みたいなことが起こる可能性は低いはず。ただ、1人でやっているのでカバーできる範囲が限られ、専門外のことに対応できないケースもあります」


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(2)医者のスキルの見極め方

 加えて「外科部長」「教授」といった肩書やマスコミに登場する「名医」という冠も、そのまま鵜呑みにするのは危険だという。

「別にマスコミがだましている、というわけではないんです。ただ、その医者が本当に名医なのかどうかは、一緒に働いてみないとわかりません。現に内科部長や外科部長という肩書があっても、全然仕事ができない人は山ほどいます。だからマスコミで評判の高い名医より、近所で評判の高い名医を選ぶほうがいい。肩書に惑わされないことです」

 とはいえ、我々患者は、どうやってその医師のスキルを見極めるべきなのか。その鍵となるのが、医師が持つコミュニケーション能力なのである。

「医者として最も重要なのは、コミュニケーション能力。ところが、現実にはそこが最も後回しにされているんですね。逆に言えば、その後回しにされることをきちんとやっている医者は医学的知識が豊富で、高いスキルを持ち合わせている可能性が高いということです」

 医者を見るポイントは難しいことではなく、人当たりのよさや、病気についてわかりやすく説明してくれるかどうかなど「基本的なことがきちんとできるか」という点。つまり人間が相手に対し、本能的に感じる部分を大切にすればいいのである。

「そういうところができていなかったら、すぐに医者を代えるべき。それが殺されないための知恵ですね」

 医師との間で思うようにコミュニケーションが取れず、やむなく病院を変えることになった。その場合、「生かされる患者」になるためのキーワードが「紹介状」を書いてもらうことだ。

「紹介状というのは診療情報提供書といって、かかりつけの医師が疾病名などを記載したものです。ですから、これがあるとないとでは、新しい主治医の仕事のしやすさやその適切さが大きく変わってきます。また、通院歴が長いのに『紹介状がない』と言われると、大半の医師は前任の医師と患者さんとの間にトラブルがあったのではないかと思うはず。大きな病院になればなるほど医者にゆとりがなくなるので、そういう人はなるべくお断りしたい。そう受け取られないためには、正式な手順を踏むことが大事になるわけです」

 今年4月には医療制度が変わり、紹介状がないと大きな病院の初診料が必ず数千円高くなることになった。この点から見ても、紹介状を書いてもらったほうがお得となる。

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(3)医者と話すときの注意点

 さて、新たな主治医に紹介状も提出し、いよいよ初診がスタート。だが、その際も「殺されないため」の注意点が。前に通っていた病院の不満を口にしないこと、である。

「医者は『なぜ、こちらの病院に‥‥』と水を向けるはずです。でも、その誘い水に乗ってしゃべりすぎてしまうとまずい。そこはグッとこらえて、事実だけを話したほうがいい。事実を淡々と伝えるだけでも、そのニュアンスで『前の病院で何か嫌なことをされたんだな』ということは理解できる。必要以上のおしゃべりは禁物ですね」

 さらに、特定の検査だけを指定することもNGなのだとか。

「基本的に、検査を見繕うというのが医者の仕事。なので、職域に進出しすぎないほうがいい。医者の立場からすると、絶対にいい気持ちはしないもの。そういう場合は、患者さんに言われた検査だけしておしまい、という医者もいますし、親身になった解説はしてくれない場合もあります」

 また、自分はこの病気に違いないときめつける「頑固型」患者も問題だという。

「きめつけてこられる方に対し、『違うみたいですよ』と水は向けても、そこで否定されると、医者が患者さんにそれ以上積極的にアプローチすることは難しい」

 一方、「全てお任せ型」の患者も、それはそれで問題が多いという。

「例えば、医者と患者さんとの間できちんと信頼関係ができているなら別ですが、初めから全てお任せしますというのは、裏を返すと『何かあった時はあなたの責任ですからね!』とプレッシャーに感じる医者もいます。で、結局、ローリスクローリターン、無難な守りの治療に終始することになります」

 つまり、わからないならわからないなりに、きちんと説明を受け、一緒に治療方針を決めていくことが大切なのだ。

「真剣に相談してくる患者さんをムゲに扱うような医者はそういません。本気で治ろうとしている人にはきちんと対応するし、自分で手に負えない場合は、きちんとした病院を紹介してくれるものです」

 真剣さをアピールするために効果的なのが、メモを取ることだという。

「メモを取るということは、私はちゃんと聞いていますよ、という意思の表れです。医者は『ちゃんとメモを取って聞いてくれようとしているんだな、わかろうとしてくれているんだな』と感じます。その姿勢がお互いの信頼関係を作っていくのです」

 逆に、絶対にやめたほうがいいのが、会話の録音。

「医者は訴訟が最も怖い。会話を録音されると、訴訟に使われるのではないか、ネットに流されるのではないか、といった思いを抱いてしまう医者も少なくありません。メモを取ることはOKですが、録音はやめたほうがいいでしょうね」



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(4)看護師さんに味方になってもらおう

 そして当然のことだが、患者が「自分の健康についてどう思っているのか」という気持ちは、医師に伝わるもの。

「患者さんに対して医者は具体的な治療内容や計画を告げるはずです。でも患者さんから『その方法は嫌です。やりたくありません!』と言われれば、わかりましたと答えるしかないんです。医者も人間なので、時間に追われる中、毎回同じことを繰り返すのは面倒ですし、嫌な顔をされたらそれ以上言いたくない。結局、患者さんが損をしてしまうということになるんです」

 さて、病院での治療が終わった。あとは薬をもらって帰路につくことになるが、薬の説明を受ける際にも、命運を分けるポイントが存在した。

「よく医者に薬の飲み合わせや保存法を聞く患者さんがいますが、これは間違い。医者は薬の成分や副作用については把握していますが、性質については詳しく知りません。中には冷蔵庫で保存しておかないと効果が薄れてしまう薬もあります。飲み合わせや保存方法などについては、医者ではなく薬剤師さんに相談すること。これを間違えないようにしてください」

 とはいえ、通院しても病状が改善せず、そのまま入院となる場合もあるはずだ。この場合も「生かされる患者」になるため、忘れてはならないポイントがある。それが看護師を味方につけることなのだ。

「今はチーム医療の時代です。たまに入院患者さんの中で看護師を下僕のように扱う人がいますが、そういう患者さんは基本、いい医療は受けられないと思ったほうがいいでしょう。なぜなら、病院は看護師で回っているからです。ですから看護師を適当に扱うと、患者さん自身も適当に扱われてしまうだろうし、逆に看護師の評判がよければ、間違いなくいい医療が受けられるはず。つまり、快適な病院生活を送るためには、看護師を味方につけるのが一番というわけです」

 医師も看護師も患者も同じ人間である以上、円滑な関係を築くためには、やはりお互いのコミュニケーション能力が必要ということになる。

 わざわざ診察を受けに行って、命を落としては元も子もない。我々も患者力を高め、「殺されない患者」「生かされる患者」になるための準備が必要なのだ。



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