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欠陥マンションの事例と新築マンションを購入する際の注意点
日時: 2015/10/26 17:42
名前: マンション購入 掲示板

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(*) 傾斜マンションは氷山の一角…欠陥つかまされぬ7つの常識
2015年10月26日 ゲンダイネット

 多くの人にとって人生で最大の買い物となるマイホーム。大金を払うのは、販売会社や建設会社を信頼してのこと。とりわけブランド力のある大手の物件なら安心できる……と思ったら、現実は全然違った。素人がやれることは限られているが、最低限の自衛手段は知っておくべきである。

 まずは工事の工程のチェックだ。

 問題の傾斜マンションで、固い地盤に届かなかった8本の杭は、いずれも基礎工事が終了する直前の約10日間に打たれていたことが明らかになっている。そのため、必要な調査をやらなかったのは、工期に間に合わせるためだった可能性が指摘されている。

 欠陥住宅関東ネット事務局長の谷合 周三弁護士が言う。

「工事の期間と手順を専門家に見せれば、無理のないスケジュールだったか分かります。販売会社に、工事の日程が記録された資料と、その通りに進んでいたかどうかを裏付けるデータを請求してみることです」

 最近は、実際の工事の様子を写真で報告する業者も多い。だが、業者が進んで問題が分かるような写真を出すわけがない。だまされないことだ。

 建物の内覧は、クロスなど内装を仕上げる前にやる。これが2つ目の常識だ。

「コンクリートがきれいに打ちあがっているか、自分の目で見てください。さすがにこの段階で壁に亀裂が入ったりしていることはないでしょうが、きっちりとした仕事がされたかどうかは分かるはずです」

 安全を考えれば、高さのある物件は避けた方がいい。これが3つ目の常識で、実際に谷合弁護士は3階建てのマンションを購入している。高層マンションは、万が一、崩れたときに、自らの重さでグシャグシャになりかねない。

 4つ目は、住宅地の履歴を調べること。


「山だったのか、沼だったのか、それとも古くからの住宅地だったのか。最近はネットでも調べられますし、50年から100年ぐらいは遡りたいですね」

 今回の傾斜マンションは、販売会社も建設会社も大手だった。それが信用できないというのは絶望的だが、それでも買うなら大手を選ぶべきというのが5つ目の常識。

「大手だから、買い取りや建て替えといった提案ができるのです。中小には難しいでしょう。耐震偽装事件以降、どの業者も瑕疵に備え、保険に入るか、供託金を積まなければならなくなりました。中小も保険に入っていますが、支払われる保険金の上限は2000万円です。これで賄えない分は、どこまで補償されるか、そのときにならないと分かりません」

 6つ目の常識は、中古物件に関するものだ。

「中古で多いトラブルが雨漏りです。購入後に発覚して対策に追われたりするのですが、この手の不具合の有無はクロスをはがせば分かります。購入後にリフォームを考えているのなら、売り主と交渉し、はがしてみるといいですね」

 最後は、修繕積立金などのチェック。これも中古物件に関しての常識だ。

「販売前に想定されていたカーブ通りに積みあがっていない場合、不払いがあるか、何らかの問題が発生して使った可能性が考えられます」

 マンションを買うときは、これら7つのポイントを押さえておきたいが、これで100%安全が得られるわけではない。専門家と相談しても、データを改ざんされたりしていれば、お手上げだ。

 谷合弁護士は「絶対にリスクを回避したい場合は、マンションを買わないことです」と強調している。

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(*) 危ないマンションつかまぬ10カ条 専門家が徹底解説 住宅診断士の活用を
2015年10月24日 ZAKZAK

 三井不動産グループが販売した大型マンション「パークシティLaLa横浜」(横浜市都筑区)の傾斜問題で、杭打ち工事を行った旭化成建材が過去約10年間に杭打ちした3040件(45都道府県)の概要を公表した。うちデータを改竄した男性の現場管理者が関わった施設は1都8県で41件に及ぶ。だが、旭化成建材は具体的な物件名を一切明かさなかった。欠陥マンション問題はまさに全国民の関心事。専門家が説く危ないマイホームをつかまない10カ条とは。

 旭化成側が公表した3040件では、どの都道府県にいくつ疑いがある物件があるかが示されているだけで、具体的な情報は盛り込まれていなかった。

 国土交通省で22日に開いた会見では、旭化成建材と親会社の旭化成の幹部2人は「不安を与えて申し訳ない」と何度も言葉をにごすだけだった。

 問題の現場管理者が関わった41件中、マンションなどの集合住宅は4県計13件にのぼる。うち、愛知県では9件が集中し、名古屋市の担当者は「もっと詳細なリストを出してもらわないと手の打ちようがない」と頭を抱える。

 今回の事態で、改めてマンションという人生最大の買い物に注目が集まっているが、既存の情報をもとに失敗を避けるには、どのような方法があるのか。

 マンションコンサルタントの針山昌幸氏は「まず、ハザードマップや液状化マップで、マンションの所在地の特徴を調べておくこと。懸念される土地に建つ物件が悪いわけではない。リスクに備えてどのような対策が講じられているのか、確かめることが重要だ」と話す。

 新築マンションは、完成時期から入居予定時期までの期間がポイントとなる。

 「マンションの完成後、デベロッパーやゼネコンは物件に不備がないか確認し、下請けに指示して修正し終えてから、お客に引き渡す。お客自身がチェックする時間を含めれば、完成から2カ月は必要だろう。1カ月以内といった物件は、確認も不十分なまま売り急いでいる恐れもある。入居予定までの期間は、マンションのチラシなどで確認可能だ」(針山氏)

 中古物件は「コンクリートに名刺が入るほどの深いヒビが入っている場合は、マンションの構造自体に無理が生じていると考えるべきだ」(同)という。

 カビ臭い物件も避けたい。水漏れなどはもってのほかだ。

 「建物に傾きやゆがみが生じ、配水管の損傷につながっている恐れがある。ドアの開け閉めのスムーズさも、建物が傷んでないか確かめる材料の1つ。感覚だけでなく、測定工具の水平器で傾きを計るのも手だ。1000円前後で購入できる」(同)

 「建築Gメンの会」の会員で一級建築士の武田学氏は「中古マンションは、1981年に改められた耐震基準に基づいて建てられた物件を選ぶべきだ。購入前には必ずこれまでの補修履歴を確認すること。管理組合が適切に管理を行ってきたかどうかが分かる」と話す。

 針山氏は、最後に住宅診断士の活用を挙げる。

 「日本では住宅販売は新築が多いが、アメリカなどは中古住宅が主流。そのため、物件に問題がないか総合的に判断する住宅診断士の活用が浸透している。心配が残る人は購入に際して、相談するのがいいだろう」

 念には念を入れたい。


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(*) 建築・設計のプロが教える 「良識あるマンション」の見分け方・選び方
http://ur0.pw/oNre
出版社: 日本実業出版社

<本の内容>
住んでみなければわからない意外な盲点を徹底チェック。立地から構造、住戸プラン、間取り、設備環境さらには質のよい業者を見抜く方法まで紹介。買ってから後悔しないためのポイント164。

<目次>
序章 マンションを選ぶときの条件
第1章 立地・環境のチェックポイント
第2章 検討する価値のあるマンションの探し方
第3章 共用スペースのチェックポイント
第4章 構造のチェックポイント
第5章 住戸を選ぶときのチェックポイント
第6章 建物内の仕様のチェックポイント
第7章 住戸内のスペース別チェックポイント
第8章 住戸内の設備別チェックポイント
第9章 超高層マンションをおすすめしない理由
第10章 完成在庫住戸や中古マンションのチェックポイント


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