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秋尾沙戸子 「スウィング・ジャパン」占領期の日本にジャズを伝授した日系二世の精神の遍歴。ジャズ 掲示板
日時: 2012/09/30 19:49
名前: ジャズ 掲示板

週刊ポスト 10月12日号(2012年10月1日発売)
この人に訊け/占領期の日本にジャズを伝授した日系二世の精神の遍歴
秋尾沙戸子 「スウィング・ジャパン」

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(*)スウィング・ジャパン: 日系米軍兵ジミー・アラキと占領の記憶
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焦土の日本にジャズを広めた二世、彼がサックスを覚えたのは鉄柵の中だった――。砂漠の中の強制収容所でサックスを覚え、占領期の日本でジャズを広め「神様」とまで称えられた日系二世。差別の中に育ち、長じてGHQ語学兵として赴任したジャズマンは、荒廃した「祖国」で何を見たのか。後に日本文学者の道を選んだその生き方から、戦中戦後の日米の姿に光をあてる。従来の占領史に一石を投じる傑作評伝。

第一章 鉄柵の中の「日本人村」
出雲大社教北米教会/「パールハーバー」の衝撃/立ち退きの季節/ファミリーナンバー9208/砂漠の中へ/モデルコミュニティ

第二章 ハリウッドへの道
「日本人の血」とは/鳥取の三兄弟/反日の嵐の中で/ジミー・アラキの誕生/六本木の出雲大社/移民たちの都

第三章 米陸軍日本語学校
スウィングする収容所/ニセイ・リンギスト養成/軍の中のダンスバンド/「ジャズの街」シカゴ/ジャズの起源を遡る/ビバップと出会う

第四章 オキュパイド・ジャパン
米陸軍曹長として/戦争とジャズ/調達される「芸能」/耳からの洗脳/「神様」と呼ばれて
第五章 ジャズと軍務と文学と
リトルトーキョー黄金期/再びの日本/ハンプトンに誘われて/空前のジャズブーム/ジミーの置きみやげ

第六章 うずき始めた傷口
バークレー博士論文/大江の幸若舞/幸若一族、夢の跡/庄野琳真大僧正/家族とともに/日本の文豪たちと/友情は時空を超えて


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