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小澤征爾(おざわせいじ)日本人音楽家として最も世界的に成功した音楽家の画像掲示板
日時: 2012/01/21 02:07
名前: 音楽家(指揮者) 掲示板

(*) 小澤征爾 - Wikipedia
小澤征爾(おざわせいじ)は日本人指揮者である。2002-2003年のシーズンから2009-2010年のシーズンまでウィーン国立歌劇場の音楽監督を務めた。 栄典・表彰歴として文化勲章受章など。日本人音楽家として最も世界的に成功した音楽家。

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正しい表記:小澤征爾
間違い表記:小澤征二,小沢征爾
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(*) 小澤征爾の熱意と意志
ttp://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/110925/ent11092508140002-n1.htm
 23歳の小澤征爾は1959年2月、神戸港から一人、貨物船「淡路山丸」に乗り込み、フランスを目指した。約60日かけて、マルセイユ港に入り、そこからパリまではスクーター。富士重工から借りたスクーターには日の丸が掲げられ、故障に備え富士重工の工場で修理法を習っていったという。
 家庭の事情からお金がなく、あちこちに頼み回って苦労した道程も、「外国の音楽をやるためには、その音楽の生まれた土、そこに住んでいる人間をじかに知りたい」という青年小澤の強い意志に比べれば何ほどのものでもなかったろう。「なんとしても本場で勉強したい熱意は傍らで見ていてもまさにイノシシ年の面目躍如だった」と弟の小澤幹雄氏は回想している(モーストリー・クラシックVol.145)。
 その年の9月、仏ブザンソンで開かれたブザンソン国際指揮者コンクールで見事優勝する。結果は実力だが、運にも恵まれた。実は、書類の提出がコンクールの受け付けに間に合わなかったのだ。小澤は、日本大使館に駆け込むが埒(らち)があかず、アメリカ大使館に頼み込んだ。音楽部のマダム・ド・カッサが「おまえはいい指揮者か、悪い指揮者か」と聞いてきた。小澤は「自分はいい指揮者になるだろう」とすかさず答えた。好印象を持ったマダム・ド・カッサが、コンクール事務局にかけあってくれ、受験資格が与えられた。運命の扉を開けたのはやはり熱意。未来への第一歩はこうして始まった(「ボクの音楽武者修行」から)。
 その後、小澤征爾は「楽壇の帝王」といわれたヘルベルト・フォン・カラヤン、そして「ウエストサイド物語」の作曲者でもあるレナード・バーンスタインに認められる。ニューヨーク・フィルの副指揮者などを経て、ボストン交響楽団の音楽監督を29年間務めた。2002年から10年まで、楽壇の最高峰のポストであるウィーン国立歌劇場の音楽監督をもちろん日本人として初めて務めた。いま、最も力を注いでいるのがサイトウ・キネン・フェスティバル松本、そして小澤征爾音楽塾などでの若き音楽家の育成だ。

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(*)小澤征爾 76年の軌跡 音楽への献身 人々を魅了
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/110929/ent11092912340008-n1.htm

<シーン1>
 「セイジはすべて音楽のために生きています。音楽に対するこの上ない献身があります。セイジは周囲の人々を、そのパッションと熱意で、完全に虜(とりこ)にしてしまうのです。その姿を見ただけで、彼には生命と音楽への愛にあふれていることが分かります。そこに誰もが感応するのではないでしょうか」(クライブ・ギリンソン・カーネギーホール総監督)。
 「小澤は素晴らしく感受性の豊かな音楽家です。彼はカルロス・クライバーやリッカルド・ムーティのように、作曲家と聴き手をつなぐことのできる数少ない音楽の仲介者です。音楽の真実を追求し、それを比類ない器用な身体的動作でオーケストラに伝えることができる指揮者でもあります」(イオアン・ホーレンダー・元ウィーン国立歌劇場監督)。
 小澤征爾(76)に対する称賛の声を挙げたらきりがない。欧米の楽壇を代表する人物2人の証言で十分、才能のすごさが伝わるはず。

 小澤は1935(昭和10)年、歯科医の父、開作、母、さくらの三男として旧満州の奉天(現瀋陽)に生まれた。陸軍大将、板垣征四郎の征と関東軍参謀、石原完爾の爾をもらい命名された。49年、日比谷公会堂で行われたレオニード・クロイツァーが指揮する日本交響楽団(現在のNHK交響楽団)の演奏会を聴き、指揮者の仕事に関心を抱いたという。
 小澤の基礎を作ったのは恩師の指揮者でチェリスト、斎藤秀雄(1902◯74年)。桐朋学園音楽部門の創設者だ。
 「斎藤先生がいつも言っていたのは、スコアの奥にある作曲家が本当に言いたかったことを読め、表面をなぞっているだけじゃいけない。先生は厳しかったから、アウフタクトという上げ弓でも、どのくらいの場所から上げ弓するのか、ということまでこだわるのです。緻密にやらないと表現にならない、アバウトじゃだめだぞと。その後、いろんな経験をして本当によく分かりました」とインタビューに答えている。

 その業績、才能に対して第23回高松宮殿下記念世界文化賞が与えられた。2011年10月19日、東京の明治記念館で授賞式が行われる。


<シーン2>
 パリ留学の一念 貨物船とスクーターで実現
 日本人の海外留学が減少し続けているという。海外へのあこがれがなくなったのか、不況のためか、日本人の内向き志向などといわれる。小澤征爾がフランスに留学した経緯をつづった「ボクの音楽武者修行」(新潮文庫)の時代とは、隔世の感がある。昭和30年代の日本の若者は未来を見据え、強い意志を持ち、とにかく熱かった。
 小澤は1959(昭和34)年2月、神戸港から貨物船、淡路山丸に乗ってマルセイユを目指した。「ボクの音楽武者修行」には船から家族に宛てた手紙が紹介されている。
 「それから兄貴が神戸の運動具屋で買ってくれた自炊道具のコッヘルがどこを捜してもない。パリに着いて自炊するようになったら使おうと思っているので弱っている」「外国というとずいぶん遠方のようだが、いざ来てみると意外に近い。日本にいたときには、フィリピンとかシンガポールとかいうと地球の果ての国みたいな気がしたものだが、この分でいくと、パリもそう遠いところではないのだろう」

 貨物船に乗ったのは前年のフランス政府給費留学試験に落ち、家庭がそれほど裕福でなかったためだ。コッヘルで自炊するなんてことは、今では考えられないだろう。
 約60日かけてついたマルセイユからパリまでの道のりは、つてを頼り富士重工業から手に入れた125ccのスクーターだ。その際に富士重工業から、日本国籍を明示すること、音楽家であることを示す、などの条件を出された。それゆえ、白いヘルメットにギターをかついで日の丸をつけた「奇妙ないでたち」だった。
 しかし、小澤は「あのころ、自分ではそんなに大それたことだと思わずに、目先のことで何しろ行きたいと思いました。でも、どうやって行っていいか分からないので、苦労して淡路山丸に乗せてもらって、スクーターを借りて行ったのです。しかも帰る旅費がないし、それ以外何も考えていなかった。出発前に親父は(別れの際に酌み交わす)水杯(みずさかずき)だって。周りはそれくらい深刻だったらしいです。でも僕はそんなこと全然思わなかった」と話している。


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小澤征爾さんと、音楽について話をする 小澤征爾、 村上 春樹
ボクの音楽武者修行 (新潮文庫) 小澤征爾
同じ年に生まれて―音楽、文学が僕らをつくった 小澤征爾、 大江 健三郎
音楽 新潮文庫 小澤征爾、 武満徹


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小澤征爾(おざわせいじ)
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