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三浦知良さんはサッカー界の伝説インタビュー
日時: 2017/02/24 03:03
名前: 三浦知良 画像と動画の掲示板

三浦知良さんはサッカー界の伝説
http://arigatooo.exblog.jp/25422453/


(*) 三浦知良(みうらかずよし)プロフィール
ニックネーム :「カズ”」,「キング・カズ」
生年月日 :1967年2月26日
出身地 :静岡県静岡市
血液型 :
身長 : 177cm
体重 : 72kg

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正しい表記: 三浦知良
間違い表記: 三浦和義
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(*) 「カズ」って本当はどんな人?  三浦知良 50歳現役の秘密に迫る
(Number Web 2017年2月23日)

 夢を追いかけて単身海を渡り、遠かった世界との距離を一気に縮めるとともに、日本でのこのスポーツの価値を飛躍的に高め、文化として根付かせた最大の功労者・三浦知良。

 サッカー界において、彼は常に先駆者として「一歩先」を行っていた。そして私たちは、いつの時代もその彼に、魅了されてきた。

 19歳でブラジルのサントスFCでプロになった時から、30年あまりが過ぎた現在に至るまで、これほどまでに長い期間、プロスポーツ選手として、自分の思いや生き方が世間に知られてきた存在はいなかったはずだ。

 Numberもまた、1991年9月5日発売の275号「KICK OFF! サッカー新世紀」特集で、サントスFCから帰国してまだ1年だった彼にロングインタビューを行ってから、これまでずっと彼を追い続けてきた。

 2017年2月26日、その彼、三浦知良が、50歳を迎える。

 J2の開幕日とも重なったこの特別な日に合わせて、Number編集部が一冊まるごと三浦知良を特集する号の制作を始めたのは、昨年12月。

 仮タイトルは「カズ50歳」。

 それだけしか決まっていなかった。

 今年に入り、1月にグアムでの自主トレキャンプ、2月に宮崎でのチーム合宿に密着し、インタビューを重ねる。それとともに、東京で、そしてブラジルで、ゆかりのある人からの話やメッセージを丹念に集めていく。

 そうすることで、カズが50歳で現役を続けられる理由を、さまざまな角度から浮き彫りにしたい。そして、あらためて三浦知良とはいったいどんな人物なのか、これまで知られていなかった新たな面に光を当てることができれば……それが編集部の目論見だった。

 チーム合宿の地・宮崎では、豪華対談企画が実現した。

 相手は、日本代表で共に戦い、カズが開けた日本サッカーの世界への扉をさらに確固たるものにした中田英寿さん。

 30歳を前に現役を退いた者と、いまだ現役にこだわる者という対照的な2人の間に、周りからは窺い知れぬ深い信頼関係があることが、対談からはひしひしと伝わってきた。終始嬉しそうな表情を浮かべていた中田さんは、こう言った。

「カズさんは一緒にいて楽しい人なんです」

 東京では、ヴェルディ川崎や日本代表で苦楽を共にした都並敏史さんと北澤豪さん、そして前園真聖さんの座談会を行った。都並さんと北澤さんは顔を見合わせて、こう言った。

「努力の人だよね」

 昨年還暦を迎えた岡田武史さんは、41歳という年齢で指揮を執ったフランスW杯の本大会直前の、誰もが知る「代表落選通告」について当時の心情と決断の理由を包み隠さず語り、今のカズにこう賛辞を送った。

「本当のプロフェッショナルだよ」

 京都パープルサンガ、ヴィッセル神戸の広報だった岩元里奈さんと、横浜FCで10年カズを支える広報、藤野絵理香さんはこう口をそろえた。

「優しい人」
「嘘をつかない人」

「だから、みんなカズさんのことを好きになっちゃう」

 そう岩元さんは、付け加えた。

 ではなぜ、50歳になろうとする今も、カズは現役を続けられるのだろうか。

 グアムでの自主トレキャンプは、年を追うごとに期間そのものが長くなっただけでなく、1日1日のメニューのうち、トレーニングやリカバリーに充てる時間がどんどんと長くなっている。

 朝5時30分に起きての3部練習で、就寝は夜10時。今オフ、カズはこの極めてストイックな生活を、2回に分けてトータル5週間行った。トレーニングへの意識、体のケアに対する意識は、並大抵のものではない。

 グアムキャンプの後半、カズは自分の歩んで来た道を振り返って、こう話した。

「たったひとつのことを続けることって、尊いことだと思う」

 この言葉は、今号のロングインタビューの聞き手・一志治夫さんの「他にやりたいことはなかったのか」という問いへの答えでもあった。

 対談で言葉を交わした中田さんも、同じ疑問を持っていた。

 編集者である私も以前、毎日練習場で行うトレーニングを指して「飽きることはないのか」と訊ねたことがある。

 答えは、NO。

 いつも新しい発見があり、楽しいのだ、と言う。

 忘れてはいけない。カズが続けているのは、常に対人接触があり、身体をフルに酷使する仕事、ボールを扱う仕事だということを。そして、自分の子供と同じような年齢=10代の選手と同じ立場で同じフィールドに立つチームの一員であることを。

 50歳でそれを続けていくことの、ありえないほどの難しさを、私たちは想像しなくてはならない。

 カズが昨年末、こう話したことが深く印象に残っている。

「俺を追いかけるなら、今が一番面白いよ」

 実際のところ、これまで三浦知良というサッカー選手が成し遂げてきた数々の栄光と、そこに至る苦難の道を振り返ることは、とても「面白い」。数々の名シーンが思い出され、観客である私たちの心は熱くなる。

 でも、カズにとってそれは過去でしかない。今を生きる自分にとって一番面白いのは、何が起こるかわからない「今」なんだよ。そうカズは、話すのだ。

 何が起こるかわからない、ということは、明日にでもサッカーが出来なくなるかもしれないという不安を抱えていることでもある。その不安に対し、全力で「今」を積み重ねていくことで打ち克っていく。カズの言う「尊い」という言葉の意味は、日々のそういった戦いがあってこそ、より深い陰影を帯びてくる。

 そしてそこにこそ、50歳までプロのサッカー選手としていられる理由が隠されているのではないだろうか。

 今回の取材を通じて、改めて感じたことがある。

 カズは、毎日サッカーが出来ることを、心から楽しんでいる、ということ。

 すべての取材を終えたとき、こんな考えが頭に浮かんだ。表紙で今のカズを表すなら、その「楽しみ」を余すことなく写し切ることではないだろうか──。

 今号の表紙写真は、2月初旬、鹿島アントラーズとのプレシーズンマッチの前半45分間に出場し、ロッカールームに下がる直前、カズをブラジル時代から折に触れて撮り続けてきた近藤篤さんが競技場で撮影したものだ。

 そして決まった特集タイトルは、カズの一言からだった。

「『まだやるよ』にしてよ」

 もしかすると、カズは冗談半分に言ったのかもしれない。でも、グアムの炎天下で汗だくになりながら口にしたその言葉を、本気だと私たちは受け止めて。



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(*) 50歳現役の三浦知良はガチでJ2横浜FCの戦力なのか?
(THE PAGE 2017年2月14日)

 誕生から25年目を迎えるJリーグが、まもなく幕を開ける。オープニングイヤーの1993シーズンを経験したJリーガーのうち、いまも現役を続けているのは2人しかいない。

 アトランタ五輪でブラジルを撃破するゴールを決めた、42歳のMF伊東輝悦(アスルクラロ沼津)とFW三浦知良(横浜FC)。松本山雅FCをホームのニッパツ三ツ沢球技場に迎えるJ2開幕戦の26日が、くしくも50歳の誕生日となる。今年でプロ32年目。横浜FCでは13年目を迎えたサッカー界のレジェンドは、チーム内で今、どのような立ち位置にいるのか。カズは戦力なのか?

 昨シーズンのカズは、20試合に出場して2ゴールで、先発した9試合では66分間が最長プレー時間だった。 数字だけを見れば攻撃陣のなかで最も少ないが、引き続き指揮を執る55歳の中田仁司監督は「もちろん選手の駒の一人として考えています」と、639分間で2ゴールをあげた内容を高く評価している。

「出場時間を足したら、おそらく7試合分しかないはずですよ。そこで2点を取っている。監督としては当然使います。ストライカーとしての確率が高いわけですし、トレーニングの段階から若い選手がカズのことを抜けないわけですから。若手は何をやっているんだ、となりますよね。若い選手たちがカズに勝っているのは、肌の艶のよさくらいじゃないですか」

 フォワード陣の軸は昨シーズンの開幕直後に加入し、40試合(2717分間)で18ゴールをあげたイバとなる。モロッコ出身で、現在はノルウェー国籍をもつ190センチ、88キロの巨漢ストライカーとツートップを組む相棒を、その時々のコンディションを見ながら選んでいく。

 たとえば徳島ヴォルティスから加入した津田知宏は、33試合(2273分間)で4ゴールをマーク。イバと同じ190センチの大久保哲哉も、途中出場が多い状況ながら39試合(1471分間)で6ゴールをあげた。津田が故障で離脱した夏場にはイバとツインタワーを組み、相手を威圧した試合もあった。

 そうしたフォワード陣の組み合わせのなかで、カズも計算されている。昨年6月に強化育成テクニカルダイレクターから監督に就任し、2015シーズンの15位から順位を8位まで上げた中田監督が言う。

「皆さんもおわかりのように、まもなく50歳ですから。じゃあ42試合、すべてで先発として出られるかと言えば、それは無理ですよ。なので、彼のコンディションがいい時期は、彼がもっているストライカーとしての力を発揮できるような使い方をしていきたい。実際に昨シーズンの途中から僕が監督を引き受けてからは、そのような使い方をしてきましたので」

 中田監督は2015シーズンから横浜FCのフロント入り。成績不振と体調不良を理由に、スロベニア人のミロシュ・ルス前監督が辞任と再登板を繰り返した同シーズンの終盤にも一時的に指揮を執っている。いわば強化責任者と現場の責任者の両方の視点で、カズを見てきたことになる。

「強化の立場で言えば、シーズンを通してチームのためにどのような形で貢献できるのかを見てきました。たとえば練習開始の2時間前にはクラブハウスに来て準備をしているし、終わった後はそれこそ4時間、5時間かけて体をケアしてから帰る。コンディション作りの面でもそうですけど、24時間で取るべき姿勢を含めて、プロの行動とはどうあるべきか、というお手本を示してくれてもいる。
 若い選手たちには、カズを見習いなさいと言ってきました。ただ、次元がちょっと超えている部分もあるので、真似をしようにもついていけない選手もいる。なかには『あの人はあの人でしょう』と、別枠みたいなとらえ方をする選手も当然ながらいました。ただ、そうなるとカズを抜くことはできませんよね」

 チームメイトのなかには、Jリーグの黎明期を知らない世代も少なくない。たとえば1991年生まれの25歳で、日本経済大学から2014シーズンに加入したMF野村直輝にとって、カズはテレビを介してしか知らない遠い存在だった。「ドーハの悲劇」も、リアルタイムはもちろんのこと、詳細はよく把握していない。それでも横浜FCでチームメイトとなったカズの背中から多くのものを学んでいる。

「実を言うと大学のときは練習にもぎりぎりで行って、終わったらパッと帰るような感じでした。いまではできる限り早く、クラブハウスに到着して準備するようにしています。カズさんとだいたい同じくらいですね。思っていたよりもストイックというか、そこまでやるんですか、と思うほど準備やケアをしているし、そのうえで練習もフルメニューをこなしていますからね」

 宮崎・日南キャンプ中にセレッソ大阪と練習試合を行った際に、カズは左足親指を負傷した。相手選手のスパイクで裂傷を負い、大事を取って4針縫った影響もあって、キャンプを2日残して11日に帰京。横浜市内にあるクラブハウスで、抜糸するまでリハビリを積むことを希望したためだ。

「数日間の休養が取れたと思えばいいんじゃないですか。ちょっと手を抜けと言っても抜かないし、じゃあどうすればいいかと言えば『休め』と命令するしかないですからね」

 まるで暴れ馬の手綱を引く騎手の心境だと、中田監督は今回のドクターストップを前向きに受け止めている。恒例のグアムでの自主トレを昨年末、そして年明けと2度、合計で1ヶ月近く消化してきたカズのコンディションは「昨シーズンよりもはるかにいい」と指揮官も太鼓判を押す。

「周りの選手を超えることをやってシーズンに臨んできましたから、強化の立場としては『続けられるのならば頑張りなさい』という目線で見てきました。監督としては『やれよ』ですよね。彼も『グラウンドで死にたい』と言っているし、それでいいじゃないですか。横浜FCという力が、カズをそこまでバックアップしていることは正直言ってあります。だからと言って、かわいそうだからそこ(現役)にいるわけではない。プロの集団として、勝つために僕も彼のコンディションを見て、戦いに挑むわけですから」

 誰もが現役との別れを迎えるときが訪れることを理解したうえで、「なるべく近づけないように努力したいよね」とカズが心境を打ちあけたのが、京都サンガからヴィッセル神戸に移った2001年の正月。不断の努力の積み重ねはその後も16年間続き、ついには「もう面倒くさいから、四捨五入して50歳でいいじゃない」と無邪気に笑い飛ばしていた、前人未踏の年齢でのシーズンを迎える。

「もっているし、それ以上に努力の結晶のような感じなので。開幕戦でも何か起こすんじゃないかと」

 野村をはじめとするチームメイトも楽しみに待つ開幕戦へ。トレードマークでもある半袖のユニフォームをチーム側にオーダーしながら、レジェンドは最終調整に入っていく。



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(*) 「選手のほうが楽」という感覚。 三浦知良インタビュー
(sportiva 2017年2月6日)

 2017年1月11日、横浜FCから『2017シーズン契約更新』のリリースが発表された。
「2017シーズンの契約を無事に更新することができました。いつも支えていただいているクラブ関係者、チームメイト、サポーターのみなさんとともに今シーズンも全力で戦い続けたいと思います」

 コメントの主は、三浦知良。自身の背番号に合わせた日に発表されたこのニュースは、日本国内のみならず世界にも配信され、海外からも称賛の声が相次いだ。

 今年、50歳。よりフィジカルが求められるようになった現代サッカーにおいて、この年齢で現役を続けられるのは、やはり驚異としか言いようがない。徹底した自己管理と妥協を許さないメンタリティ。その強靭な精神力こそが、カズをキングたらしめる最大の要因だろう。
 昨年12月、そして今年1月と、恒例のグアム自主トレをトータル期間で1ヵ月近くこなし、チームに合流したカズは、1月下旬から始まった横浜FCの宮崎キャンプでも、緻密なスケジュール管理のもとで調整を進めている。
 1月28日に地元チームとの練習試合に15分出場すると、31日の鹿児島ユナイテッドFC戦に30分出場。そして2月2日から始まった『DAZNニューイヤーカップ』では、初戦のアビスパ福岡戦を回避し、4日に行なわれた第2戦の鹿島アントラーズ戦に満を持してスタメン出場した。

 多くの選手が長袖ユニフォームを着用するなか、カズはまるで少年のように半袖ユニフォーム姿でピッチを走り回った。前半の45分間の出場にとどまったものの、試合後のカズは充実の表情を浮かべていた。
「試合に挑む緊張感というものを、鹿島アントラーズというチームは常に持っている。僕たちとは力の差があると思うけど、そうした相手に対して緊張感のある試合の入り方ができましたし、自分自身もやっているなかで、本番に近いようなシチュエーションがすごくたくさんあった。リーグ戦に近い雰囲気だったので充実感があったし、タメになる45分でした」
 土曜日開催の試合であり、J1王者とカズが対峙する一戦とあって、会場にはプレシーズンでは異例の6000人以上の観衆が訪れていた。しかし多くのファンの前で、カズはほとんどの時間帯で守備に追われ、ボールに触る機会も限られた。見せ場の少ない45分間だったのは確かだった。それでもカズは、この状況は想定内だったと振り返る。
「本来ならば攻撃をたくさんしたいですし、攻撃での連係をもっと多くしたい。見せどころを増やしたいのは正直な気持ちですけど、鹿島相手にそれほどできないだろうとは思っていた」

 そうした予測のなか、カズがこの試合に課したテーマは「守備の連係を高めること」だった。
「練習で取り組んでいる連係、特にディフェンスの部分で相手にボールを通されないとか、くさびを入れさせないとか。ボランチを背にしたときの守備だったり、前からの追い込みだったり、そういうものは相手にボールを持たれる時間が長かったので、体感できたのかなと。それも非常に高いレベルの相手に対してね」
 もちろん、大会である以上は結果にこだわっていただろうし、得点という形を求めていたはず。だが、自身のコンディションや相手との力関係を踏まえ、プライドを保つのではなく、チャレンジャーの気持ちを備え、今やるべきことを徹底するという高いプロ意識が垣間見えた。
 もっとも結果を見れば、横浜FCはこの鹿島戦に勝利し、続くV・ファーレン長崎戦に引き分け、2勝1分でこの大会の優勝を飾っている。
 面白いことに、この大会で横浜FCが対戦したチームの監督は、すべてカズと同じ「1967年生まれ」だった。鹿島の石井正忠、福岡の井原正巳、長崎の高木琢也……。Jリーグ開幕当時にしのぎを削った相手であり、日本代表でもともに戦った仲間たちである。

「(年齢は)全員一緒ですね。みんなは30代くらいで引退して、そのあと指導者の道に行ったわけですけど、指導するのは大変なことだと思いますよ。選手を続けていくことも大変かもしれないですけど、監督はもっと大変で、みんなすごいなと思いますね。チームをまとめて苦労が多い監督をやるのは、僕にはできない。逆に、本当に尊敬しますよ」
 おそらく、通常の感覚の持ち主であれば、50歳で現役を続けることのほうが大変だと考えるはずだ。しかし、カズにあるのは「チームを率いることより、自身がプレーしたほうがはるかに楽」だという感覚である。常人では理解できない発想を持ち得ているからこそ、カズは誰もがたどり着けない領域に足を踏み入れることができたのだろう。
 50歳の誕生日を迎える2月26日は、奇しくも今シーズンのJ2開幕日に当たる。
 驚くべきことに昨シーズンは、直近の5シーズンのなかでは最多となる20試合に出場。ふたつのゴールを記録し、今なお進化していることを証明して見せた。だからこそ、50歳となる今シーズンのカズに対しても、誰もが自然に期待を寄せてしまう。

「たくさんの方が応援してくださって、盛り上げてくれるので、その期待には常に応えたいと思っています。自分のコンディションを上げながら2月26日の開幕戦に辿り着けたらいいなと思いますし、そのなかで自分のゴールでチームが勝てれば最高だなと。まずは2月26に自分が出られるように、毎日全力を尽くしてやっていきたいなと思います」
 酸いも甘いも知り尽くしたベテランならではの落ち着きのなかに、開幕を待ち切れない高揚感も内包する。そこにあるのは、サッカーを楽しみたいという普遍の想いである。
 三浦知良、50歳──。永遠のサッカー少年は、今年もJリーグに、大きな話題を振りまいてくれそうだ。


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(*) カズ脱いだ!フォトブック初監修 50歳の軌跡、セクシー生尻も
(スポーツニッポン 2017年2月20日)

 J2横浜FCのFW三浦知良(49)が50歳の誕生日に迎えるJ2開幕戦(26日、対松本)に先駆け、自ら監修したフォトブック「BOA SORTE KAZU 三浦知良フォトブック」を製作したことが20日、分かった。世界各国のカメラマンが撮影した約100枚の写真、4万字超のメッセージでカズの半生をたどる内容で24日に発売予定(東邦出版)。また19日の練習試合(非公開)で待望の“今季初ゴール”を決め、負傷していた左足親指の不安も一蹴した。

 まるで世界中が50歳を迎えるカズを祝福しているかのような内容だ。ブラジルで決めた初得点、日本代表での栄光と挫折はもちろん、生尻が写っているセクシーな写真あり、マイク・タイソンとの2ショットあり。カズが監修した100枚には50歳までの軌跡が凝縮されている。そして監修の過程もまたカズにとって自身と語らう貴重な時間となった。

 「昔の写真を見返すことは過去を振り返るというよりも、かつての“今を必死に生きる自分”との対話に近い」と話す。前向きで職人気質のカズらしく世界各国の写真家から厳選された一枚一枚と真剣に向き合った。それぞれにまつわるエピソード、今も現役を続ける理由などを4万字超にも及ぶメッセージとしてつづった。カズの“分身”とも言える存在となった。

 例えば米国の世界的カメラマン、故ハーブ・リッツ氏の撮影では全身の毛をそられたことも。圧倒的なプロ意識に触れた。年末に家族4人で京都旅行した際の貴重な4ショットもある。オフ期間も昨年12月9〜22日、1月5〜21日まで計31日間はグアムでの自主トレに時間を割いた。家族と過ごすつかの間の時間は、新シーズンに向かう鋭気となった。全てが今につながっている。

 元々、カズは撮影されることを好む。プロのカメラマンが切り取るプレー写真はボールを蹴るフォーム、体のバランスをチェックする絶好の教本になるのだという。まさに探究心の塊。初めて文・写真の監修に取り組んだ魂の一冊「BOA SORTE KAZU」発売はJ2開幕戦の2日前(24日)。全力で走り続けた半生をかみしめ、カズは前人未到の50歳シーズンを迎える。


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